より深い貫通力を評価するために矢のモメンタムを計算します。大型の獲物や骨への衝撃における性能予測において、運動エネルギー(KE)より優れています。
スラグ・フィート毎秒単位のモメンタムは、グレイン単位の矢の総重量にフィート毎秒単位の速度を掛け、225,218で割った値です。この除数は正確な値で、1ポンドあたり7,000グレイン×1スラグあたり32.174ポンドです。クロノグラフで測定した速度と完成した矢の重量を入力すると、スラグ・ft/s値とそのメートル法換算値であるニュートン秒(4.44822を掛ける)の両方が返されます。
このツールは結果を4つの帯に分類します。0.40スラグ・ft/s未満は小型獲物クラス、0.40〜0.50は中型獲物、0.50〜0.65は大型獲物、0.65以上は危険な大型獲物の領域です。計算例として、480グレインの矢が270 fpsの場合、480 × 270 ÷ 225,218 ≈ 0.575スラグ・ft/sとなり、エルクに適した大型獲物の帯に入ります。
モメンタムは骨や厚い組織への貫通をより正確に予測し、KEは総エネルギーを測定します。モメンタムは質量と速度の両方に比例して増加する(KEは速度の二乗に比例する)ため、運動エネルギーが同程度でも、重く適度に速い矢は軽く速い矢よりも深く貫通することが多いのです。経験豊富なハンターは大型獲物ではモメンタムを優先します。
矢の総重量を増やすのがモメンタムを得る最も効果的な方法です。速度がわずかに落ちても、増えた質量がより大きな「パンチ」を運びます。追加重量で失われる速度はおおむね比例的である一方、モメンタムは質量増加分をそのまま得るため、グレインを加えればほぼ必ずスラグ・ft/s値が上がります。重いポイントで前方重心を加えると、貫通力も前方に押し出されます。